歯ぐきが腫れている
歯周病治療について
~歯ぐきが痛い・歯ブラシすると血が出るそれは歯周病のサインかもしれません!!~
- 歯ぐきが痛い
- 歯ブラシの時良く血が出る
- 歯ぐきがブヨブヨしている
- 歯と歯の間に物が詰まる
- 口が臭うことがある
- 冷たい物がしみることがある
これらの症状が出たら、『歯周病』を疑って見てください!
歯周病は、お口の中の悪い菌(歯周病源菌)が活発的になっている状態です。
お口の中の悪い菌は、歯と歯ぐきの間の小さなポケット(歯周ポケット)の中に住んでいます。
この悪い菌は、100%どなたのお口の中にもいます。
しかし、悪い菌が活発になっていない人とそうでない人で上記のような症状が出るか出ないが変わってくるのです。
歯周病のメカニズム
歯周病とはどんな病気?
歯周病とは、口腔内の細菌によって歯の周りに炎症が起こる病気です。
歯ぐきが赤くブヨブヨになったり、出血しやすくなったりするのは、細菌による毒素によって炎症が起きているからです。
また、歯周病は「歯の状態が悪くなる」だけの病気ではありません。
歯周病が悪化すると、細菌が口腔内の血管から全身へ移動して、糖尿病や心筋梗塞や脳梗塞などの疾患に関連するとも言われています。

歯周病の原因=細菌の集まり「歯垢(プラーク)」
- 01ネバネバがこびりつく
口腔内には約300~500種類の細菌が住んでいます。これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが不十分だったり、砂糖をとりすぎたりすると、細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にこびりつきます。
これを歯垢(プラーク)と言い、細菌の集まりが歯と歯ぐきの間に溜まっていきます。また、粘着性が強いのでうがいをした程度では落ちません。 - 02歯垢が硬くなり、歯石になる!
歯垢は徐々に硬くなっていくと、やがて歯石へと変化します。
歯石は歯みがきでは落ちないので、歯医者さんで取ってもらう必要があります。 - 03放っておくと炎症が進行する
この歯垢や歯石を放っておくと、さらに歯垢がたまりやすくなって、歯周病がさらに進行します。
初期症状の「歯肉炎」から「歯周炎」に移行すると口臭の原因になる、歯が抜け落ちてしまうなどの症状が進みます。
歯周病の原因となりやすいもの
- 不適切な歯磨き
- 歯ぎしり、かみしめ
- 合っていない義歯
- 不規則な食習慣
- タバコ
- ストレス
- 全身性疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常など)
- 薬の長期服用
こうした複合的な要因によっても歯周病は進行しやすくなります。
当院での歯周病治療について
~まずはお口の中の菌を検査しましょう~
現在では医学が進歩し、歯周病は予防・治療が可能な病気です。
大切なのは予防、治療、そして毎日のメンテナンスです。歯周病の原因は歯垢なので、それを溜めない、増やさないことが重要です。
そして、悪い歯周病菌を元々多く持っているのか、知りたくありませんか?
まずは、あなたのお口の中がどんな状態か知る必要があります。
1・歯周病菌検査
お口の中の歯垢を取らせてもらい顕微鏡で検査します。悪い菌が多いとたくさんの菌が活発的に動いているのが確認できます。
また、お口の中の唾液を取らせてもらい歯周病の菌、虫歯菌などの検査をしてみましょう。
もしかすると、通常の人よりも歯周病や虫歯になりやすいお口の状態かもしれません!
2・正しいブラッシングを毎日実行する
歯の表面を清潔な状態にしておくことが何より大切です。歯ブラシの届きにくい箇所は、歯間ブラシや糸ようじなどを使ってしっかりケアするようにしましょう。特に、歯並びが悪い、義歯を入れている方などはブラッシングに時間をかけることをおすすめします。
これは、衛生士さんが丁寧に指導します。出来るようになるまで頑張っていきましょう。
3・歯垢や歯石をしっかり取ります。
歯石、歯ぐきのブヨブヨに気づいたら歯医者に行き歯石を取って、炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去するには、歯医者さんによる治療が必要となります。傷んだ歯肉、骨を治療して健康な歯肉の状態に戻していきます。
4・定期的にメンテナンスを受ける
健康の保持のためには、クリーニングなどの定期的なメインテナンスを受けることもおすすめします。